ひとさじの砂糖とうたかたの日々の泡

一匙の砂糖に似たささやかな幸せや、 取るに足らない日々の泡の記録。

第2回尼崎文学だらけに参加してきたお話

随分ご無沙汰なブログ更新です。
実は下書きに第1回京都文学フリマの記事も残っているのですが、ひとまずこれだけは書いておかねばと思い、久々にイベントレポなぞ。

という訳で、2017年8月27日に開催された、第2回尼崎文学だらけに参加させて頂きました。

Twitterでは何度か書いたのですが、きっかけは今年の文学フリマ金沢。
お隣のブースで色々お話させて頂いたヴィリジアン・ヴィガン・中西さん(@Naka24Viridian)から、
「“尼崎文学だらけ”ってご存知ですか? すごく良いイベントだし、多分カラーに合ってますよ」
とお勧めを頂き、公式Twitterをフォローさせて頂いたのが始まりでした。
なんか楽しそう!絶対出たい!!と思っていたので、応募受付当日0時に応募フォームが解放された直後、光の速さで申し込みました。
だらけスペースも楽しそうと思ったのですが、折角の広いスペースを活かしきれそうになかったので、今回は一般ブースで参加。
前日の設営&試し読み会は仕事で参加出来なかったのですが、これに行けたらもっとちゃんと欲しい本ピックアップ出来たのに……!と割とがっつり悔いが残っています。次こそは……。

当日は10時前に尼崎に到着。
それはそれはもう気持ち良いくらい綺麗に晴れていて、空中通路歩いている間めちゃくちゃ気持ち良かったです。ちょっとした旅行気分。

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会場へのアクセスも抜群で、カート引いていても何の不自由もありませんでした。
主宰であるにゃんしーさんがブログで親切丁寧に道順を書いていて下さったのにも感謝。
会場に入ってすぐ、だらけブースのテントが目に飛び込んできて、
『これが噂の尼崎文学だらけか……!』
とちょっと立ち尽くしました。インパクト抜群。
のんびりと設営した後は少し残っていた製本作業に入り、いよいよ開場。

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開場とほぼ同時に「見本誌で見ました」と買いに来て下さる方がいらっしゃって、すごく嬉しかったです。
ゆったりした会場の雰囲気ながら、本好きがぎゅっと凝縮して集まってらっしゃる感じで、静かな熱気がすごかったですね。
恐らくご自分の趣味ストライクなジャンルではないのだろうなと思しき方も、手に取って丁寧に見て下さることが多くて、すごく幸せな気持ちになりました。
頒布成績としては文フリ金沢と同じくらいでしたが、入場者数を思うとかなりの打率だと思います。あまぶん、すごい。

基本的にひとりで参加しているためなかなかブースが空けられないのですが、ちょくちょく隙を見てお買い物に走りました。
ただ、だらけブースをゆっくり見て回れなかったのが本当に心残りで仕方がありませんでした……!!
特にアマガサキモドキからの脱出、私も参加したかった!!!!!

尼崎文学だらけ本編は16時で終了。
片付け後は朗読会が開催されました。
一番手は池上宣久さん。
どんな雰囲気で朗読されるのかなと思っていたら、耳に飛び込んで来たのは「波平の毛」
もうね、一気に持っていかれましたよね。ずるい。
「あ段のうた」も面白かったー!夢中で聴きました。
八和詩めぐむさんは打って変わって、余韻を大切にされる感じの読み方。
息遣いが神々しい。耳に心地よくて、ずっと聴いていられます。
まめさんの朗読からは内に秘めた熱や意思のような、力強いものを感じました。
その後には泉由良さん、にゃんしーさんとパフォーマンスが続き、そして希望者が挙手して続くかたちへ。
泉さんは繊細な声のふるえそれ自体が感情の揺れのようで、BGMとも相まって短い舞台を観たような気分になりました。とても濃密な時間。
にゃんしーさんの「1+1」はただただ可愛かった……(噛み締めている)
希望者の方々も皆さんとても上手くて、びっくりしました。
朗読は学生の頃にやったっきりでしたが、やっぱり良いなぁと改めて思うきっかけを頂けました。予想外の収穫です。わくわく。

その後あった“あまぶんビアホール”という名の打ち上げも、めちゃくちゃ豪華でびっくり!!
テーブルにはクロスがかけられてお花まで飾られ、飲み物もビールにワイン、焼酎にソフトドリンクと選び放題。
ご飯は……

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こんな感じ!
この後お寿司は瞬殺されました。なむなむ。
お料理も本当にどれも美味しくて、スタッフさんたちも皆笑顔の素敵な方々で、なんかこんなすごい打ち上げ本当に良いんですか!??!って始終なってました。
お隣のブースだった鈴木マヤ子さんと、並びだったぷよつーさんと話が盛り上がり過ぎ、結局テーブル移動しなかったのであまり多くの方とお話出来なかったのが唯一の心残り……。
次回はもう少し積極的に動きたいと思います。

今回の戦利品はこちら。

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牛歩ながら少しずつ感想も書いていきたいと思います。
まずは文フリ京都のから……!!

個人的な彼是はざっくり箇条書きにて。
・今回もお隣さんには非常に恵まれました。
 詩架さん、鈴木マヤ子さん、有難うございました!
・だらけブース本当に楽しそうだった。電車が走っていたことに一番驚いた。
・かーびぃポイントは入手してソッコーで使ってしまった。プラマイゼロポイント。
・鳥散歩、企画としてめっちゃ参加したい。早く鳥小説書かねば(使命感)
・打ち上げでは高梨來さんに美少年を抱っこさせていただく。
 どこからどう眺めてもまごうことなき美少年で至福。

最後に。
イベントとして“尼崎文学だらけ”を見た時、何がすごいってやっぱり主宰者さん側の手厚さが本当にすごいと思いました。
こまめなメール連絡に始まり、頒布物リスト&推薦文投稿システム、一押し頒布物への公式推薦文にポストカードくじ企画、希望者への朗読データの作成、前日設営、宅配搬入&搬出……などなど、本当に参加者が『よいものを作ること』だけに集中させてもらえる環境を提供して頂きました。
並大抵のご苦労ではなかったと思います。本当に有難うございました。
また次回があるのなら、参加させて頂けますように!!