ひとさじの砂糖とうたかたの日々の泡

一匙の砂糖に似たささやかな幸せや、 取るに足らない日々の泡の記録。

UVレジンアクセサリー作りに遂に手を出したお話。

前々から興味はあったんです。

でもね、ほら、私自分の性格熟知してますし。
劇的にハマりやすく、病的に飽きっぽいっていうね。うん。
だからきっと2回くらいやったらもう満足してやらなくなるしさ。
なのに色々用具揃えてやるっていうのもなぁって思ってたら、
「100均でも色々揃うし、早く仕上げようと思わないなら
 別にライトとか使わず日向にほっといたら出来上がりますよ」
とか言うんですよね、友人が。

え、じゃあちょっと様子だけでも見に行ってみようかな。
別にいますぐ作りたいものも明確なビジョンもないから、
取り敢えずパーツとか用具見るだけで良いや。

っていう軽い気持ちで手芸店に行ったところ。

「ほー、これで着彩するのか」
「筆とか要らないの? え、爪楊枝万能?」
「おぉ、これが噂のUVライト。
 あれ? 意外と安い?」
「あ、じゃあ会員なります。はい」
「……なんか私だけやたら荷物多くない?」

帰る頃には財布が軽くなってました。えぇ。

手芸店って何であんなに血湧き肉躍るの?


という訳で。
そんなこんな紆余曲折をかなりダイジェストでお伝えしましたが、
今回はレジンアクセサリー作成に手を出してみたお話です。


事の発端は先日。
以前書店で働いていた時の同僚である友人と5年ぶりくらいに会ったのですが、その時に彼女が自作したレジンアクセサリーを貰ったのです。
それがあまりにも素敵で可愛くて。
で、元々UVレジンなるものに興味もあったもので冒頭のような展開に。

本当に尋常じゃないぐらい飽きっぽいので、最初からあまり欲張らず、
必要最低限のものだけを準備して始めてみました。
なので机の上はこんな感じ。

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思いっきり途中の場面ですが一応自分用の記録として。

机に諸々こぼしても平気なようにクリアファイルを敷いて、アクセサリーパーツが入っていたビニールの袋を下敷き的に使ってます(写真右下の小さい袋/これに乗せてUVライトに当ててた)。
左のクリアファイルはパレット代わりに使用。
刻んだレースやマスキングテープの切れ端、シェルやホログラムなんかを出して置いてます。
UVライトは思ったより安かったので思わず購入(Parts Clubで2000円くらい)。
机の真正面に南向きの窓があるので、UVレジンを扱う際は写真上方の紙袋で日差しを遮ってます。LADUREEの箱は元々ビーズパーツを入れていたもの(3年くらい前にビーズアクセサリー作りに、去年の夏にCHAN LUU風ブレスを作るのにハマった)。

さて、作るとなったら何を作ろうかなぁと手芸店で考えて、
不意に思い出したのが以下のツィート。

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こんな前のやつよく思い出したな……と、後になって我ながら思いました。
(ツィートを探し出すのに苦労した)
でも何かが強烈に残ってたんでしょうね。
今見てもやっぱり好きだ、この診断。

で、何となくこんな雰囲気のものを作ろう、と決定。
パーツを行き当たりばったりで適当に選んで買って帰り、いざ作成へ。
悩み過ぎると始める前に疲れてしまうので、
適当ぐらいが丁度良いのです。私。
案ずるより産むが易し!

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底のない楕円形のパーツをフレームにしたので、底の代わりにマスキングテープを貼ってます。
後でパーツ取り付ける為の穴として、三角カンも固定。
ここにUVレジンを流し込んでライトで硬化。

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こんな感じに固まりました。
嬉し楽しい&マスキングテープの色でレジンの色が解らなくなるので、マステはそっこー剥がしました。
無事底が出来たので、何か適当に良い感じになるようにパールとかホログラムとかシェルとか配置。

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フレームにした楕円パーツの高さが足りなかったので途中で二つ重ねたらはみ出しました。
友人に指示を仰ぎ、慌てず騒がず拭き取って事なきを得る。

まぁそんなこんなを繰り返しつつ、出来上がったのがこちら。

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レジンはごくごく淡くコーラルピンクを混ぜています。
左のパーツにはアンティークレース入れたのですが、背景が白いとあんまり見えませんね。

これをピアスにするために色々パーツを繋げてみます。

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こんな感じに仕上がりました。

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細長いくすんだ色の壜の中で、結晶や物語や幻想的な景色がゆらゆらしているようなイメージ。

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白のポーンは壜の中ではなく、耳朶の裏に。

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オーガンジーのリボンはふんわりと結んだだけにしてあります。

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色々課題やもっとこうした方が良かったなぁって思うところはありつつも、
初めて作った割にはそこそこの仕上がりで非常に満足。

これは楽しい!!

「素手で触らない事」

「換気に十分気をつけてマスク着用」
という注意しなければならない部分はもちろんありますが、
その辺りを差し引いてもかなり手軽で何より自由度が高いですね。
ビーズアクセサリー制作のように色々技を知らなくても、
イデアと思いつきで割とどうとでもなる感じ。


初回の感想としては

  • 爪楊枝マジ万能
    →竹串があるとさらに幸せになれそう。
  • ピンセットはなくてもあまり困らない
    →花びらにレジンを塗る場面とかなら別ですが、
     パールとかブリオンとかは静電気で吸着したので、
     使う場面なかったです。
  • 小さいスプーン欲しい!
    →粉末の塗料や、シェルを取り出すのに欲しい。
     友人に100均の金属製耳かきをすすめられました。
  • シリコンマット欲しい!
    →これが一番強く思ったかなぁ。
     小さいビニール袋でも下敷きとしては充分事足りたのですが、
     滑るので作業中のパーツがくるくる回るんですよね。
     今回フレームを積み重ねたり色々してたので余計ひやひやしました。

という感じで、下の2点についてはすぐに買いに行ってきました。
ついでにアンティークのビーズやボタン屋さんにも行ってきたので、財布が軽い軽い!

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これは新たに作成中のピアス。
こういう水面みたいな質感が出せるのが本当に魅力的。

作りたいものが結構明確にいくつかあるので、
ぼちぼちと作っていきたいと思います。